最近、様々な業種のクライアント様を見ていて思うこと。それは、数は力でなく、リスクなのかもしれないということ。
今回はこのことについて書いてみます。
経営者の方と話していると、社員(人)について聞くケースが増えてきました。
規模の小さい企業やスタートアップの会社(起業して間もない会社)だと人材不足の声をよく聞きますし、ある程度の規模の中小企業でも退職者が労基署の駆け込んだとか、ブラック企業とネットに書き込まれたとか、何でもかんでもパワハラ・○○ハラスメントになるとか、労務管理系の声を聞きます。
これまでだと、起業して事業が軌道に乗ってくると、人を雇い事業規模を拡大していくのが通常の企業の歩みで、社員数○○名・売上高○○億円・大きな事務所など、数は力・数は良いことだった訳ですが、現在の中小企業を見ていると、もはや数は経営リスクになってきている印象を受けています。
これからは、社員の数を増やして事業を拡大していくのでなく、仕事の効率化や仕事の質を向上することで、数に頼らず事業を推進・拡大していく時代になってきているのかもしれません。
経営基盤の弱い中小企業だからこそ5年先10年先を見た事業推進へ舵をとることこそ、会社が生き残る道のように思う今日この頃です。