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斧を掲げて淵に入る(おのをかかげてふちにいる)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
斧を掲げて淵に入る(おのをかかげてふちにいる)
ということわざです。
「斧を掲げて淵に入る(おのをかかげてふちにいる)」とは
「斧を掲げて淵に入る」とは、
斧を担いで淵に入れば、斧が役に立たないばかりか自分も沈んでしまうことから「適材適所に用いず使用法を誤ると役に立たない」という意味で使われます。
道具もちゃんとした使用法で使わないと効果を生まないように、人材も適材適所に配置しないと、いたずらに混乱を招くだけで逆効果です。
その意味では、経営者は社員がどういった性格でどんな業務や役割に向いているのかをしっかり把握する必要があります。大企業であれば企業体力や組織の大きさである程度カバーできますが、組織人員が少ない中小企業だとそうはいきません。中小企業の経営者は、人材の特性を見抜く目が養っていく必要があります。
御社では「斧を掲げて淵に入る」ような人材の活用はしていませんか?