「DMCA手続き」という著作権の不正使用を逆手にとる手法を使って “再炎上” してしまった DYM社には、“誹謗中傷” や “風評被害対策” の手法で対応できることはもはやないと思います。
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かといって、SEO(逆SEO)によって対応できるタイミングも完全に逸しています。DYM社が今後も検索結果をキレイにする為に自主的に行動すると(勝手に)仮定すれば、スパムサイトからのスパムリンクを検索上位のネガティブサイトに貼って Googleからスパム認定を受けるように仕組む くらいしか手はなさそうです。でも、スパムリンクを貼ったことがバレると、即 “再々炎上” ということになりますから、悩ましいところです。
タイでの海外研修中に羽目を外してしまったことから端を発したこの騒動ですが、いくつか対応に誤りがあり、騒動を大きくしてしまいました。株式会社DYMは、風評被害対策・誹謗中傷対策のサービスを提供していたにもかかわらず、自社スキャンダルの対応に誤った対応をしてしまったことは非常に残念です。
こういった事態を引き起こしてしまった DYM社の経営者や幹部はともかく、株式会社DYMに新卒採用された新入社員達は、厳しい就活競争を勝ち抜いたのに入社も辞退できない入社直前のタイミングで会社のスキャンダルに巻き込まれ、採用後も逆風の中で頑張っていくしかないわけで、同情を禁じえません。
風評被害対策・誹謗中傷対策は “痕跡” を消そうとすればするほど、その反作用として、新たな “痕跡” を生み出します。
DYM社が反省すべきは反省し、ネット上の書き込みを謙虚に受け入れて再出発をしてくれることを願っています。