Yahoo!とGoogleの検索シェア
リスティング広告を行っている会社さんを中心に「一般の人が検索する時、Yahoo!とGoogleのどちらの利用者が多いのですか?」という質問をよくいただきます。
現在はYahoo!もGoogleも検索する仕組みは同じ(Yahoo!がGoogleのプログラムを使用している)ため、双方の検索結果は大差がなくYahoo! Googleの検索シェアは一見意味がなさそうですが、リスティング広告(PPC広告)を運用していたり、インターネットの販売戦略を立てたりする際には需要な指標となります。
ということで、我々では半年に一度程度、管理しているホームページでアクセスを分析・集計するようにしています。ちなみに2~3年前はYahoo!の利用者:Googleの利用者は7:3~6:4くらいでYahoo!が多いと言われていました。イメージとしてはその後徐々にGoogleの相対シェアが増えている気がしますが、実際はどうなのでしょう?
我々の管理サイトを対象に自然検索からのアクセスをYahoo!とGoogle別にカウントしてみたところ、ここ1年での変動を感じさせる数字になりました。
では早速、最新のデータを見てみましょう。
直近3ヶ月(H26.12~H27.2)のデータで
Yahoo!の利用者は 40%
Googleの利用者は 60%
とGoogleがYahoo!を圧倒しています。
ちなみにちょうど1年前は
Yahoo!の利用者は 52%
Googleの利用者は 48%
でしたので、
日本で使われる検索エンジンはこの1年間で大きく様変わりしたことになります。
体感としてはGoogleのシェアが50%を超えてYahoo!と逆転している感覚はあったのですが、正直、相対シェアが60%までいっているとは思っていませんでした。
次にYahoo!とGoogleの逆転現象による影響を考えてみましょう。まず、リスティング広告による集客をしている会社はリスティング広告運用の戦略の見直しが必要になります。具体的には、リスティング広告の運用規模がYahoo!に片寄っているところはGoogleへの運用比率を増やすべきでしょう。特にYahoo!だけで広告運用をしている会社さんは早急な対応が必要かと思います。
次にリスティング広告を行っていない会社の場合、実店舗型のビジネスだとGoogleのMEO対策(MEO対策の詳細はこちら)の重要性が増しそうです。MEO対策はSEO対策に比べてメジャーではない集客方法ですが、キーワード設定をしっかりすれば集客力は期待できます。MEO対策はGoogleの検索比率が高まるにつれて重要性が増す集客手法になってくると思います。
今回はYahoo!とGoogleの検索比率について検証してみましたがいかがだったでしょうか。今後もこのデータは継続して検証してみる予定です。次回はYahoo!が巻き返すのでしょうか?それともGoogleが更に差を拡げるのか?興味深いところです。