火星15とは〜北朝鮮ICBMミサイル

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火星15とは〜北朝鮮ICBMミサイル

「火星15」とは?

火星15とは、北朝鮮が開発したとされるICBM(大陸間弾道ミサイル)です。

火星15は、同じく ICBM である火星14の改良型とされています。
火星15は、大型の核弾頭が装着でき、アメリカ本土全域への攻撃が可能な ICBM と言われており、2017年11月28日に日本海に向けて初めて発射されました。

この時の「火星15」は、平壌郊外から発射され、これまでの北朝鮮ミサイルでは最高となる高度 4,475kmまで上昇、53分間で 950km飛行しました。

表)火星14・火星15と思われるICBMミサイルの高度と到達距離

発射日 飛行高度 飛行距離 飛行時間
2017年7月4日
火星14
2,802km 933km 39分
2017年7月28日
火星14
3,725km 998km 47分
2017年11月28日
火星15
4,475km 950km 53分

表を見てわかる通り、北朝鮮のICBMミサイル技術は回を追って進歩していることがわかります。

「火星15」の能力

火星15に搭載される新開発の液体燃料エンジンは、旧ソ連の「RD250」の改良型のようで、ベースとなったエンジンはロシアもしくはウクライナから調達したと見られています。火星15の能力は、飛行高度と飛行時間から考えて、通常軌道なら 13,000km以上でアメリカ本土を射程に収めると予想されています。

今後、核兵器の小型化に成功すると、直接のアメリカの脅威につながることから、今後、核兵器開発の進捗が大きなポイントになりそうです。