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阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)
ということわざです。
ちなみに「阿吽」はサンスクリット語の仏教用語で、密教では「万物の根源」の象徴とされています。
「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」とは
「阿吽の呼吸(あうんのこきゅう)」とは、
「二人以上が同時に何かをする時に相互の微妙な調子や気持ちがぴったり合うこと」という意味で使われます。
他人との関係性において「はっきりと物事を言葉で伝えないとわからない」と言います。
しかし「阿吽の呼吸」では、言葉に出さなくてもお互い相手が何を考えているのかを自然に読み取り、絶妙のタイミングで物事をこなしていくことを指します。
ビジネスでも、この人とチームを組むとスムーズに仕事が進むといった経験があると思います。お互いのスキルや考え方を理解し合い、信頼し合うことで「阿吽の呼吸」が生まれますが、人材豊富な大企業ならいざ知らず、人的リソースが限られる中小企業においては、こういった人材の組み合わせも活用するべきだと思います。