青田刈り(あおたがり)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
青田刈り(あおたがり)
ということわざです。
「青田刈り(あおたがり)」とは
「青田刈り(あおたがり)」とは、
稲が実る前に刈り取るという意味で、戦国時代に生まれた兵糧不足を誘う戦法が語源です。しかし「青田買い」と誤用されるようになり、現在では「学校の卒業が決まらないうちから企業などが採用を決める」という青田買いと同じ意味で使われるようになりました。
バブル期の人材不足の中で頻繁に使われるようになった「青田刈り」という言葉ですが、昨今の人手不足を反映して、再び注目を集めるキーワードになりつつあります。
少子高齢化が進む中、企業側は優秀な人材を確保するために「青田刈り」を含め、あの手この手を使っていますが、決定打は見つかっていません。
これから状況がさらに悪化していく中で安定した人材を確保していくには、お客様にとって必要な会社であろうと日々努力を積み重ねることこそ、遠いようで一番の近道のように思います。