古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
木を見て森を見ず
ということわざです。
「木を見て森を見ず」とは
「木を見て森を見ず」とは、
「細部にだけ目を向けて、全体を見ようとしないこと」を指します。
ビジネスにおいても「木を見て森を見ず」ようなことはいたるところで見られます。
例えば、私の本業である Webマーケティングについてだと、アクセス解析の細かい数値ばかりを追って、自社サイトの細かい部分の“模様替え”ばかりを行い、全体的にお客様の利便性に応えるサイト作りがすっかり抜けてしまっている場合があります。
直帰率(サイトを訪問しても見ないで帰る率)が高いからといって、サイト内のパーツをあれこれ入れ替えて解決しようと思う人もいますが、そういったことよりもサイト訪問者が見たいと思えるコンテンツ作りに時間を割くべきです。
今あるものの問題点を改善することも大切ですが、そればかりで終わらず、今後やっていくことでどう問題点を改善していく、より大きな視点で物事を捉えると良いでしょう。