高橋紹運 最後の言葉〜辞世の句

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高橋紹運 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、高橋紹運の最後の言葉として、高橋紹運の辞世の句を紹介してみることにします。

高橋紹運の最後

高橋紹運は、豊後国(今の大分県)を治めた戦国大名 大友宗麟の家臣です。同じく大友家の家臣であった立花道雪とともに筑前国(今の福岡県西部)を中心に活躍した高橋紹運でしたが、1586年9月10日 島津軍の攻撃を受け(岩屋城の戦い)て、敗死しました。享年は38歳前後と言われています。

そんな高橋紹運の辞世の句と言われているのが以下の句(短歌)です。

高橋紹運 辞世の句

「流れての 末の世遠く 埋もれぬ 名をや 岩屋の 苔の下水」

この歌を現代文に訳すなら、

時が過ぎて先の世になれば、岩屋の苔の下を流れる水のように我が名も埋もれてしまうだろう

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この高橋紹運の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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