芹沢鴨 最後の言葉〜辞世の句

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芹沢鴨 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、芹沢鴨の最後の言葉として、芹沢鴨の辞世の句を紹介してみることにします。

芹沢鴨の最後

芹沢鴨は、幕末の武士で新撰組の初代の筆頭局長を勤めた人物です。水戸藩浪士で豪胆な人物であったと言われていますが、出自・生年を含め、詳しい資料は残っていません。ただ、新撰組の筆頭局長を勤めたということで、一廉の人物だったことは間違いなさそうです。新撰組を率いて活躍しつつあった芹沢鴨ですが、1863年9月に同じ新撰組の土方歳三・沖田総司らにより暗殺されたと伝わっています。

そんな芹沢鴨の辞世の句と言われているのが以下の句(短歌)です。

芹沢鴨 辞世の句

「雪霜に 色よく花の 咲きがけて 散りても後に 匂ふ梅が香」

この歌を現代文に訳すなら、

梅は他の花に先駆け、雪や霜の中でも咲き、散った後も香りが残るように感じるものだ。

といったところでしょうか。

厳しい時代に未来を見据えて生きた自らを梅の花になぞらえたのでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この芹沢鴨の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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