大村愛知県知事のリコール運動
昭和天皇の御影を焼いて踏みつける動画などを作品として展示し、批判によりわずか3日で展示中止となった「あいちトリエンナーレ2019」の一企画「表現の不自由展・その後」が、10月14日の会期終了を前に再開されるようです。
大村知事が「表現の不自由展・その後」の再開を示唆
「表現の不自由展・その後」については、県の検証委員会が、芸術監督の津田大介氏の判断や行動などについて「背信とのそしりを免れない行為」「ジャーナリストとしての個人的野心を芸術監督としての責務より優先させた可能性」「あいちトリエンナーレの期待水準に達しない『芸術の名を借りた政治プロパガンダ』と批判される展示を認めてしまった」などと厳しく断罪していました。
しかし、一転して大村秀章愛知県知事が会期中の再開を示唆したことで、河村名古屋市長などから反発する意見が多く出されている状況です。
自分たちの税金を使われている愛知県民からは、当然ながら非難の声が上がっていますが、県側は反対意見を録音してホームページ上で本人の許可を得ずに公開したり、大村知事がツイッターで県に対するクレーム電話を「威力業務妨害」と発言したりと「表現の不自由」を地でいく展開で、愛知県民を中心に反発が高まっています。
大村愛知県知事のリコール運動が始まる
それを反映して、ついに大村愛知県知事のリコール運動が始まりました。
「昭和天皇の御影を焼く映像を作品として展示することを許可した大村秀章愛知県知事のリコールを!」と題して、change.org 上で賛同者を募っています。
実際に大村知事のリコールにつながるかは、賛同者次第といったところですが、開始間もない 10月3日13:30現在で 5,700人を超える賛同者が集まっており、最終的にどのくらいの人数が集まるのか、大村知事はこのまま「表現の不自由展・その後」を強行するのか、が注目されます。