モバイルフレンドリーとは、ホームページをスマホなどのモバイル端末で閲覧しやすく対応させること(ホームページのスマホ対応)を指し、Google が昨年 4/21 からモバイルフレンドリー対応しているかどうかを検索順位決定の判断材料とする アナウンスをして、一躍脚光を浴びました。
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Google のアナウンスからかなり時間も経ちましたので、モバイルフレンドリーによって検索順位がどう変わったか?を実際に計測してみることにしましょう。
と言っても、当社で管理するサイトは、ほとんどでスマートフォン対応(スマホ対応)を済ませておりますので、ごく一部スマホ対応未着手のサイトのデータを使うことにします。
では、昨年 4/20 時点(Google がモバイルフレンドリー対応する前)での主要キーワード検索順位と昨日時点での検索順位を比較してみましょう。
ちなみにいずれのサイトにも SEO対策(内部SEO)を施しています。
【左側が 4/20 時点、右側が昨日の順位】
1位 → 4位
1位 → 2位
5位 → 4位
5位 → 3位
5位 → 7位
1位 → 1位
1位 → 1位
見ての通り、何とも判断しにくい順位変動となりました。
7サイトの内、検索順位を落としたのが3サイト、逆に順位が上がったのが2サイト、変わらなかったのが2サイトという結果になりました。
一方、モバイルフレンドリーになっているサイトの検索順位変動ですが、上記と同様に SEO対策を施したサイトの約7割で順位が上昇し、1割で順位が下降、2割で順位が変わりませんでした。
このことを考え合わせると、モバイルフレンドリーかどうかは、微妙に検索順位に影響している ように思えます。
この状況を踏まえ、現在、モバイルフレンドリーに対応していないサイトで検索によるアクセスが多い場合は特にスマホ対応を焦って行う必要はなさそうですが、これからホームページを作る、またはホームページをリニューアルしたり、SEO対策を考えている場合はスマートフォン対応(スマホ対応)にしておくべき だと思います。