「ショーンK」こと経営コンサルタントのショーンマクアードル川上氏の学歴・経歴詐称問題が週刊文春で記事化され、日々ニュースに取り上げられています。
ネットニュースなどは「ショーンマクアードル川上氏の学歴・経歴詐称」だらけなので、今さら取り上げるのも、といった気もしますが、ちょうどいいタイミングなので常々思っていたことを書いてみます。
ショーンマクアードル川上氏の “詐称” 疑惑をまとめてみると、
- テンプル大学BAの学歴詐称
- ハーバード・ビジネス・スクールMBAの学歴詐称
- 経営コンサルタントとしての経歴詐称
- ハーフではなく日本人
などの “詐称” 疑惑があるようです。
すでに、テンプル大学BA・ハーバード・ビジネス・スクールMBAの学歴については間違いだったとショーンマクアードル川上氏本人が認めていますので、少なくとも学歴詐称であったということは間違いなさそうです。
私自身、多くの経営者の方とお話しをする機会がありますが、実は、学歴・経歴詐称は時々見かけます。
これまでの経歴で、独立する前に勤めていた会社名で本来の会社名ではなく親会社名にしたり、学歴で中退なのを卒業としたりはまだかわいいもので、大学院に通った経歴が大学の客員教授にすり替わったりという悪質なものも見受けられます。
ホームページや名刺に詐称した経歴や学歴を記載して欲しいと依頼されることもありますが、そういった場合、ご注意申し上げた上で再考いただいています。とはいっても、後日ホームページを見ると詐称した経歴や学歴が堂々と掲載されていたりするのですが・・・。
今回のショーンマクアードル川上氏の学歴・経歴 “詐称” に話を戻しますが、ショーンマクアードル川上氏のように学歴・経歴“詐称”によって仕事が舞い込んでくるのはレアケースです。
通常、自社の事業の実力に応じた仕事しか入ってきません。学歴や経歴を詐称する時間があるのなら、事業の実力をアップしていくべきです。さらにショーンマクアードル川上氏のように学歴・経歴 “詐称” がばれた場合は会社自体の信用を大きく棄損することになります。
ちなみに当社では基本的に学歴・経歴詐称が判明した会社様とはお取引をしないようにしています。“盛った” 経歴は、実力が伴わなければいつかメッキが剥がれます。より大きな仕事を目指すなら愚直に「事業の実力」を高めることこそ重要ではないでしょうか。