数日前から Googleの検索順位がちょっと変な挙動をみせています。変な挙動といっても、日常、Googleでキーワード検索をしている分には全くいつもと変わりないのですが。
どこが変かと言うと、具体的には、
- 新規のホームページをGoogleの検索システムに登録した時、サイト自体は登録(「インデックス」と言います)されても検索順位が出てこない。
- 既存サイトでもページを増やした時、インデックスされてから検索順位が出るまで1日弱掛かる
- 順位が急上昇して、数時間後にまた元の順位に戻る。
といった事象が起こっています。
通常、新規のホームページがインデックスすると、主だったキーワードで何らかの検索順位がつきます。サイト自体がインデックスされたのにどのキーワードで検索しても順位が出ないのは異常です。既存サイトでページを増やした場合でもインデックスと時を同じくして順位が出るのが普通です。また、数時間単位で検索順位が数十位変わり、また元の順位に戻ってしまうのもあまり見ない事象です。
普段は見ないこういった事象ですが、実は今回初めてではありません。過去のGoogle検索の大規模なアップデートの直前で同じような事象が起きていました。
今回の事象も 3月中に実施予定と言われていたGoogle検索の大規模なアップデート(ペンギンアップデート)がなされていないことから、その前兆ではないかと思っています。
ペンギンアップデートとは
Googleが禁止しているSEO(ルール違反の外部サイトからのリンクなど)を見極めて、ルール違反のサイトの検索順位を下げるもしくはインデックスから外すアップデートのことです。
外部サイトからのリンクには、為になるからこそ生まれるものもあれば、SEO対策会社がお金を取ってリンクを貼っている(このケースはルール違反)ものもあります。その辺を見極めて、どうルール違反のものを弾き出すのか?Googleの腕の見せ所です。
まだまだ、外部サイトからの被リンクで検索順位が上がっているルール違反のサイトや、そういった被リンクを有料で売る悪質なSEO対策会社も多いので、正常化に向けてGoogleには頑張ってもらいたいと思います。