当社ではビジネスブログを毎日書いています。そして、ブログを書くのは社長の担当です。
お客様とお話ししていてそのことを話すと「えっ?」と驚かれます。お客様の驚きとして最も多いのは「なぜ、ブログといった生産性が低い仕事を最も作業単価が高い社長がするのか?」といったものですが、社長がブログを書くには意味があるのです。
当社で情報発信のツールとしてブログを採用するにあたり、途中止めにはしない ことを第一に考えました。
ほとんどのお客様がブログを始めて、1〜2ヶ月でブログを投げ出してしまいます。ブログが目に見える形でアクセスが生まれるには長い年月が掛かり、ブログ記事を毎日考えて書き続けるにもかなりの労力が必要です。
また、ブログは一般的なホームページに比べて直接的な集客に向かないことはわかっていました。「直接的な集客に向かないブログ」とわかっていて、ただひたすらに記事を書いていくことはそう簡単にできることではありません。
結果が身に見える努力であれば、一般社員でも継続はできるかもしれませんが、初期の段階のブログにはアクセスはほとんどない状態でブログを書く意義すら見えないわけで、尚のこと社員へ安易に任せる訳にはいきません。さらに、ブログは企業にとって外部への情報発信ツールです。当然にして、会社としてのポリシーを織り込んだ内容を記事化して発信する必要があります。
これらの点を踏まえて、ブログを社長自身が書くことにした次第です。
こうして始めたブログでしたが、開始から9ヶ月が過ぎていますが、何とか継続できています。ブログアクセスもまだまだ少ないですが、直近では日に300名を超える方が見てくれており、順調に増えてきています。外部への情報発信という目的から見るとまだ不足がありますが、あと1年も続ければそれなりの形にはなると思います。
それと、うれしいことにブログを書き始めて、社員が社長である私の意を汲んで動いてくれることが多くなった気がします。おそらく社員もブログを見てくれているのでしょう。予想外の効能ですが、ブログを書くことで社員に対する情報発信にもなっているようです。私もそうですが、リーダーシップをとって社員を引っ張るのが苦手な経営者にはブログをお勧めします。
社長業を行いながら、毎日ブログを書き続けることはそれなりに大変ですが、大変さを大きく上回るメリットがあると思います。御社でも試してみてはいかがでしょうか?