インターンシップとは、学生が一定の期間、企業で研修という形で働き、自分の将来などを決める上で、実際に仕事をすることでいろいろと考える機会となります。
学生にとって、インターンシップを使って企業で働くことにより、様々なことを体験し、その経験を元にこれから先の明確な目標や、自分のやりたい仕事を見つける、または、仕事を体験することで自分のスキルアップにつなげることにもなるでしょう。
また、企業側にとっては、学生が就職したにもかかわらず、仕事が合わない、自分が思っていた仕事ではないと、比較的、短期間で企業を去ってしまう問題をある程度改善するということにもつながります。
インターンシップには、短期インターン、長期インターンの二つがあります。
短期インターンの場合には、おおよそ1週間前後の期間で、学生同士、企業側からのお題などを与えられます。それをグループで進行していくというパターンになり、業務に関しての疑似体験をすることになります。基本的に就活生の選考の一貫と考えていいでしょう。
長期インターンの場合には、期間が1ヶ月以上であり、企業内にいる社員と実際に実務にかかわることになります。そのため、給与も支払われることになり、また、実戦経験を積むことが出来る点はメリットといえるでしょう。
実際に働くことで、自分の経験、そしてスキルアップにつなげていくことになりますが、仕事を実際に行い、給与を得ることになるため、責任はそれなりに大きいのも事実です。プレッシャーなどもかかるかもしれませんが、長期インターンでの経験は、社会に出た時にとても役立つ経験となる場合もあります。
インターンシップは、企業側にとっては、学生と直接、仕事を通じて知り合うことができ、短時間の面接などでは、見えない学生の性格、また仕事などに関しての能力などを測ることができるため、企業側にとってもメリットは大きいでしょう。
また、職場の雰囲気においてもインターンにより、学生が、職場にいるということは、いつもとは違う雰囲気となるため、社内の活性化につながることもあります。学生が職場に来るということで、それなりに社員などに対しても刺激となり、また、学生に社員が指導する際、社員にとっても指導という立場に立つことにより成長につながることもあります。
インターンシップは、このように、学生側、企業側にとって双方に対してメリットが多い仕組みといえるでしょう。