運根鈍(うんこんどん)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
「運根鈍(うんこんどん)」
ということわざです。
「運根鈍(うんこんどん)」とは
「運根鈍(うんこんどん)」とは、
「物事を成し遂げるために必要な「幸運・根気・鈍感」の3つのことで、成功の秘訣として、才能より運や粘り強さが必要である」という意味です。
社会人になってから多くの方と仕事をしてきましたが、目標を成し遂げる人にはある種の共通点があるように思います。
成功の秘訣としてよく聞くのは、今回ご紹介している「運鈍根」ですが、個人的に着目しているのは「根(根気)」と「鈍(鈍感)」です。私の経験だと、才気に溢れる方よりも、愚直に根気強く日々の努力を継続できる人の方がはるかに結果を残しているように思います。
結局のところ、成功するかどうかは、人がやらないレベルまでこだわってやるかどうかにかかっているわけで、プランがいかに優れていても、成し遂げる努力を欠いてしまえば、絵に描いた餅に過ぎません。
運は努力をし続けたものに対して開けることを考え合わせると、やはり「運根鈍」は成功のための大きな秘訣と言えるでしょう。