先日ある方から「BNIが評判悪いのはなぜ?」と聞かれました。
BNIに加入している経営者で仲良くさせていただいている方もいますし、個人的には「BNIが評判悪い」とは思っていませんが、今回はこの質問について考えてみようと思います。
BNIが評判悪いと言われている理由ですが、一つに「BNIの勧誘の仕方」があるように思います。
例えば、私自身の例だと、起業してすぐ人脈作りにいくつか異業種交流会に参加しましたが、親身に相談に乗ってくれた方から後日BNI参加のお誘いを受けるといったことが多々ありました。
そもそも異業種交流会にBNIへのリクルート目的で参加されても困りますが、経験値の浅い経営者を“ターゲット”にする手法では、“情弱をカモる”ように見られても仕方ないでしょう。
BNIが評判悪いと言われる理由のもう一つは、集客を期待してBNIに加入しても、「思うように成果が上がらないケースが多い」というところでしょう。
BNIに加入すると、初年度で30万円近い出費になります。この金額は起業する経営者にとって決して少なくない金額ですが、その“コスト”に見合わないと見ている方が多いことが「BNIが評判悪い」ということにつながっているのでしょう。
BNIはチャプターと呼ばれるチームで活動します。優れた事業者が集まるチャプターに恵まれれば良いのですが、起業して間もない同じようなレベルの事業者の寄せ集めのチャプターでは、当然結果は出ません。
と考えると、BNIでは優れた事業者が集まるチャプターは少ないのかもしれません。条件が揃えば、BNIはビジネス活性化として有効に機能するのでしょうが、BNIに入って欲しい事業者はBNIのスキームを必要としないでしょうし、なかなか難しそうです。
「BNIが評判悪い」と決めつけるのは良くありませんが、BNIに過度な期待をするべきでもないと思います。