BNIとは「世界最大規模」を謳う異業種交流会(異業種交流組織)です。BNIはチャプターという組織に別れて活動しており、チャプター内は1業種1社の原則で同業種内での仕事の取り合いが起こらないようになっています。
今回は、異業種交流組織BNIについて、私自身の経験も含めて触れてみましょう。
BNIは、リファーラルというお互いに仕事を紹介し合うシステムになっており、毎週一回、原則早朝に定例会(朝会)があり、その朝会では新入会員や既存会員の事業内容の紹介、リファーラル(紹介)金額の実績などを共有し、紹介によってビジネスにつながった金額をチャプター毎に競い合っています。
BNIのチャプターは、常に増え続けており、新規会員の“リクルート活動”も活発です。
私も起業して異業種交流会に参加するようになって、初めて声を掛けられたのが、BNIの会員でした。その後、様々な異業種交流会に参加してみましたが、BNIの会員に出会わないことはないという印象でした。BNIのチャプター内では、仕事の紹介をし合うのが決まりで、表立った「紹介ノルマ」はないものの、会員毎に紹介金額の発表があるので“紹介ノルマ”のプレッシャーを感じながら活動する必要があります。
BNIのルールとしては、原則として欠席が許されず、経営者本人が欠席する際は誰か代理出席させなければなりません(何度か代理なしに欠席すると退会になってしまいます)。
私は、BNIのチャプターの朝会にチャプターを変えて2度ビジター参加しましたが、
- 紹介し合うシステム(ネットワークビジネス)が好きではない
- 当社は少人数の会社なので欠席が許されないルールが守れない
- “紹介ノルマ”のようなプレッシャーを感じながら仕事をしたくない
- 他社の紹介活動に精を出すなら、自社の営業活動を頑張る
- 入会金や月会費が何に使われるかが不透明
などの理由でBNIへの参加をお断りしました。
ちなみにBNIに掛かる費用ですが、私がビジター参加した時は、入会金が10万円で月会費が1万円前後だったように思います。BNIに参加するか否かは、年間で20万円前後を掛ける価値が見いだせるかに掛かっていますが、衣食関連のように日常生活に直結した業種とかであれば、チャプター内の経営者たちやその紹介者である程度の売上は見込めるかもしれません。
あと、BNIは良くも悪くもチャプターという“チーム”で仕事をします。チャプター内の会員の業務スキルや信頼できる人間性かという部分も大きなポイントになってくるでしょう。