今回はホームページのトップページを中心に設置されることが多い “ 新着情報 ”がSEO的にマイナスに働くことがある ということについて書いてみます。
当社では年間100件前後のホームページを制作しています。
そして、制作したホームページの大半にSEO対策を施していますが、一旦上昇しかけた検索順位が途中からジリジリと下がってくる場合があります。
検索順位低下の原因の大半が、この“ 新着情報 ”によるものです。
ほとんどのお客様は 検索順位を上げる為には頻繁にホームページを更新した方が良い と思っています。
しかし、少なくとも小規模な会社ホームページではホームページを更新する毎に検索順位が一時的に低下します。一生懸命ホームページを毎日いじっていけば検索順位が上がるどころか、ドンドン順位は低下していきます。
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その為、当社では“ 新着情報 ”機能をご希望のお客様についてはそのSEO面でのリスクをご説明した上で、プログラムで更新するタイプの“ 新着情報 ”機能を提供しています。プログラムで更新するタイプの“ 新着情報 ”だとファイル自体を書き換えるのに比べて検索順位の低下リスクが少ないからです。
とはいえ、そんなプログラムで更新するタイプの“ 新着情報 ”機能であっても使い方を誤るとSEO的にマイナスに働いてしまいます。
良くない使い方の代表例は以下の通りです。
- 新着情報に長文を書き込んでしまう。15文字を超える場合は黄信号、100文字など絶対にダメです。
- 過去の新着情報を延々と残している。直近の3~4つくらいで留めておくべきです。中には20~30件残っている場合がありますが、当然ダメです。
例えば、よくある「○月○日 ホームページを更新しました。」というような内容は、SEO的に無駄なテキストを増やし、ホームページの内容をぼかしていくだけです。
さらに過去の新着情報を残したままにすればするほど、どんどんとホームページの内容が薄まっていきます。
SEOの観点で考えると、折角“ 新着情報 ”機能を付けたのだからとせっせと更新せず、あくまで必要な情報を簡潔に必要最小限で更新していくべきです。
あくまで“ 新着情報 ”はホームページを訪れた人への目安となるツールであり、検索順位を上げる為のツールではない ということをしっかりと理解しておく必要があります。
そして、さらにアドバイスするなら、新着情報を更新することに労力を使うよりもホームページのページ数を地道に増やしていく方がはるかにアクセス増&集客につながることを申し添えておきます。