今回の話にあたって、まずSEO対策の定義をしておこうと思います。一口にSEO対策と言っても、外部サイトからリンクを貼ったりする外部SEOと言われるものも、外部サイトに頼らない内部SEO対策もあります。外部SEO対策も内部SEO対策も検索順位を上げることには効果があるのですが、外部SEOは Yahoo! や Google などの検索エンジン(検索システム)提供者が認めていないものですので、以降お話しするSEO対策は内部SEO対策を意味することにします。
では、早速本題に入ります。
タイトルの「SEO対策とは結局どういうことをやっているの?」という質問はお客様からよく聞かれる質問の一つです。
「SEO対策とは、そのホームページがどんな内容かをわかりやすく正しく Yahoo! や Google などの検索エンジン(検索システム)に伝える行為です」
いつもこのようにお答えしているのですが、答えのようで答えでない禅問答のように聞こえてしまうかもしれませんので、今回もう少し説明してみることにします。
まず、ホームページは基本的に文章で構成されています。ホームページには、自分の会社やお店がどんなサービスや商品を提供しているのか?どんな特徴があるのか?サービスエリアはどこなのか?など文章として記載されています。
一方、一般のネットユーザーは自分の知りたい情報を Yahoo! や Google などの検索エンジン(検索システム)にキーワードの形に分解して入力して調べます。大阪でシステム制作会社を探すなら「システム制作会社 大阪」、横浜のフレンチレストランを探すなら「横浜 フレンチ」のようにです。
そこには、文章とキーワードという似て非なるものがあり、キーワードの観点で見た時に要点のわかりやすいかどうかは検索順位と大きな関係があります。よく相手にわかりやすい文章を書く時に「簡潔に要点をまとめる」ことが重要と言われますが、ホームページの内容も同じことが言えます。
どんなサービスや商品を提供しているのか?どんな特徴があるのか?などを簡潔に要点を記載しているホームページはその業種でいう“ビッグキーワード”での検索順位が高く出がちですし、無駄に長くどんなサービスや商品を提供しているのか?どんな特徴があるのか?の要点がまとまっていないホームページの検索順位はどうしても低くなります。
つまり、SEO対策は、
- ホームページに書かれている内容をわかりやすく簡潔にまとめて Yahoo! や Google などの検索エンジン(検索システム)へ伝えてあげること
- ホームページに書かれている“文章”を“キーワード”にブレイクダウンすること
に他なりません。
つまり、SEO対策を簡単に言えば、ホームページの文章をキーワードの形にブレイクダウンして Yahoo! や Google などの検索エンジン(検索システム)へ通訳するようなことなのです。
そして、SEO対策を行った結果、Yahoo! や Google などの検索エンジン(検索システム)は対策日から概ね3~4か月後にSEO対策による“通訳”を理解して、主要キーワードにおけるそのホームページの価値を上げるということによって検索順位が上がるということになるのです。
どの程度キーワードにブレイクダウンするか、どの程度に簡潔にまとめるか、どう“通訳”したら、どうYahoo! や Google などの検索エンジン(検索システム)が理解して検索順位が上がるのかという“通訳”技術が(内部)SEO対策の技術になる訳です。
では、SEO対策を行うのに“通訳”技術が必須なのでしょうか?
それはどの位までSEO対策を強化するかによります。今より改善したいというレベルであれば、ホームページに書かれている内容を検索されたいキーワードに即してわかりやすく簡潔にまとめるだけでも随分違ってくると思います。
検索順位に効果があらわれるまで4か月ほど掛かりますが、効果はありますので試してみてはいかがでしょうか。