ネット集客をする上で「どの位のアクセスがあれば問い合わせが来るのか？」「広告のクリック単価はいくら位か？」など基礎的なデータを今回、公開したいと思います。
例えば、自分自身の経験ですが、Webマーケターになる前、ある人から「ホームページのお問い合わせ率は大体１％が標準値です」と言われたことがあります。ただ、そのお問い合わせ率がセッションに対するものなのか、ユニークユーザー（UU）に対するものなのか、ページビュー（PV）に対するものなのかわからず、目の前の数値が標準より良いのか悪いのか困惑した経験があります。
今回、基礎データを公開することで、そういった“困惑”が少しでも減ってくれればと思います。
では、早速、数値を見ていくことにしましょう。
ホームページ関連のデータ
◆ホームページのお問い合わせ率（CVR コンバージョン率：ホームページへの訪問に対するお問い合わせフォームからの問い合わせ数）
※Google Analyticsのデータで算出。それぞれの数値に対するお問い合わせ率。
・対セッション 1.0～2.5％
・対ユーザー 1.4～2.8％
・対ページビュー数 0.3～0.8％
◆ランディングページのお問い合わせ率（CVR コンバージョン率：ランディングページへの訪問に対するお問い合わせフォームからの問い合わせ数）
※Google Analyticsのデータで算出。それぞれの数値に対するお問い合わせ率。
・対セッション 2.0～4.0％
・対ユーザー 2.3～5.3％
・対ページビュー数 1.8～4.4％
ご覧のように、ホームページ・ランディングページとも対セッション・対ユーザー・対ページビューではかなり数値が違ってくるので、自社データと比較する際は注意が必要です。
Facebook関連のデータ
◆FacebookページにURL付き記事を投稿した場合のURLクリック率：1.0～3.2％
※投稿記事のリーチ数に対してURLを実際にクリックして閲覧した比率です。
◆FacebookにURLクリックを促すFacebook広告を行った場合
・URLクリック率：0.1～0.3％
・URLのクリック単価：118～184円
※FacebookページにURL付き記事を投稿した場合に比べるとクリック率は約1/10になります。
◆FacebookページへのFacebook広告を使ったいいね！集客単価：100～262円
◆Facebookページのいいね！数と投稿記事のリーチ人数（投稿が配信された人）の割合：いいね！数の12～530％
※投稿がシェア数された数によってリーチは大きく変わります。平均的なリーチはいいね！数の20～25％程度です。なお、いいね！はFacebook広告で集める前提条件の数値です。
Facebook広告でタイムラインにURLクリックを促すよりも、Facebookページを作ってFacebookページへいいね！を集客し、URL付きの記事を配信するのが得策です。また、単にURLをクリックしてもらってホームページへのアクセスを増やすなら、リスティング広告（PPC広告）の方が数段良いと思います。
以上、直近のWebマーケティングデータを公開してみましたが、参考になりましたでしょうか？
ご不明点等ありましたら、遠慮なくお知らせください。
