高速サーバーでどの位速くなる?
多ページサイトを作っていく上で自分でページを増やせる WordPress(ワードプレス)は大きな武器になってくれます。WordPressは本来ブログシステムですが、テーマ(テンプレート)を変えることにより、コーポーレートサイトやメディアサイトなど様々な種類のサイトのページをブログ感覚で増やしていくことができるので、おすすめです。
そんなWordPressですが、弱点もあります。WordPressはファイル構成が複雑でデータベースを使用している為、動作が重くなりがちです。サイトの動作が重くなると、サイトからのお問い合わせや購入の率が下がるだけでなくSEO上もマイナスに働きますので、本格的にWordPressでサイト運営をし、集客を目指していくのであれば、WordPressの高速化対策は必須と言って良いでしょう。
ということで、今回、高速サーバーを使うことで、どのくらいサイトスピードがアップし高速化するのか、実験してみました。
今回実験したWordPressサイトでは、これまで「ファイアバード」というサーバーを使用していました。ファイアバードは維持費が安く、サーバーのスピードや安定性などコストパフォーマンスが良いのが特徴です。
ファイアバードのサーバーも決して遅くはないのですが、選んだWordPressのテーマ(テンプレート)が重かったのでしょう。500記事を超えてコンテンツ量(ページ数)を増やしていくと、動作の重さが気になるようになってきました。記事リンクをクリックして、ページを開くまでワンテンポ待たされるだけでなく、時々ページを開くのが止まったりということもありましたし、WordPressの管理画面の動作も重くなってきていました。
キャッシュ系のプラグインを入れてスピードアップを図ってきましたが、もっさりとした重い感じは解消できず、「WordPress専用にチューニングされた高速サーバーである『wpX』」を使ってみることにしました。
そして、WordPressのサーバーを「ファイアバード」から「wpX」へと変えたことで、もっさりと重いサイトスピードがどう変わったかをまとめたのが次の表です。