「リスティング広告のロングテール戦略」という都市伝説

「リスティング広告のロングテール戦略」という都市伝説今回はリスティング広告で集客をされている方向けのコラムです。

リスティング広告の運用を委託している場合、業者から「ロングテール戦略」という言葉を聞いたことがあるかもしれませんが、まず「ロングテール戦略」について簡単に触れてみましょう。

ロングテール戦略とは元々インターネット販売において生まれた言葉です。ヒット商品の大量販売に頼らず、ニッチな商品をたくさんかつ少量販売することで大きな売上&利益を得るという戦略で、簡単に言えば「塵も積もれば山となる」を実践するものです。

このことから転じて、リスティング広告でのロングテール戦略とは、競合が少ない(クリック単価が安い)ニッチなキーワードを数多く登録し、薄く広くクリック数を稼ぐことで、クリック単価やお問い合わせ単価を抑えるというものです。

決められた予算内で可能な限りクリック数を稼ぎ、お問い合わせ数を確保するという観点からは、一見、このリスティング広告でのロングテール戦略は理に叶っているように見えますが、実は大きな落とし穴が潜んでいます。

落とし穴その1
ここ数年、リスティング広告の運用代行業者の中でこの「ロングテール戦略」が注目され続けた為に、本来ニッチなキーワードが安価なクリック単価ではなくなっています。

落とし穴その2
以前、お問い合わせにつながったキーワードと実際に成約につながったキーワードについて約1年間集計をしたことがありますが、実際に成約するキーワードはいわゆる「ビッグキーワード」で、ロングテールのニッチなキーワードからの成約事例はほぼ皆無でした。

リスティング広告のロングテール戦略とは、リスティング広告の費用を最大限消化するというYahoo!やGoogleのような広告媒体やリスティング広告の運用額に比例して収入が上がるリスティング広告運用代行業者にとっては魅力的な理論ですが、リスティング広告を利用して集客を行う側からすると費用対効果を下げる戦略のような気がしてなりません。ロングテール戦略とは、他社がほとんど採用していないからこそ成り立つ戦略なのです。

リスティング広告を活用して集客していく場合は、ロングテール戦略ではなく、正攻法でビッグキーワードでのお問い合わせをできるだけ安い単価で獲得するという戦略を採ることをおすすめします。

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