テストマーケティングを自社で行う簡単な方法

集客豆知識

テストマーケティングを自社で行う簡単な方法今回はマーケティング会社に頼らず自社で独自にテストマーケティングを行ってみるという話です。テストマーケティングと言えば難しそうに聞こえますが、割と簡単に実践できます。

数か月前ですが、あるクライアント様から「新規商品開発で早急にテストマーケティングを行いたいのだが、数社に見積りを取ったところ高額で困っている」との話をお聞きしました。社長さん曰く、新規に3種類の商品を開発したものの、コスト的な問題で3種類を並行してプロモーションしていくのは難しく、最も顧客ニーズに合った商品に絞ってプロモーションしていきたいとのことでした。

そのお話を聞き、しばらく考えた上で、Facebookページを活用した“テストマーケティング”をその場でご提案。社長さんから即決いただき、その日から作業に着手しました。

今回行ったテストマーケティングの手法ですが、

1.まず会社の公式FacebookページへFacebook広告を使用して「いいね!」を集客します。商品の購買層を意識したターゲット層にFacebook広告を出すのがポイントです。テストマーケティングを考慮すると、概ね、1000件以上の「いいね!」が必要となります。

2.「いいね!」が集まったら、次は5件ほど毎日1件ずつ記事を投稿します。この時の記事内容には特段決まりはありません。様々なFacebookページを運用していると、最初期の記事の配信状況には若干波があるように感じます。その波を避けるために5件ほど記事を投稿するわけです。

3.本格的にFacebookページに投稿します。各商品毎にキャッチコピーを付け、データのばらつきを避ける為に、曜日・時間帯を変えて数度Facebookページに投稿します。

そして、その結果、最も多くシェアやいいね!された商品をプロモーション対象にすることにしました。
折角テストマーケティングをするなら、将来につながるようにしたいとのクライアント様の意向で、今回はFacebookページにいいね!を集めてみましたが、一度きりのテストマーケティングであれば、商品毎にFacebookページへ投稿し、それぞれの投稿記事自体をFacebook広告で拡散する方法でも良いでしょう。

こうして“テストマーケティング”された商品ですが、つい先日いよいよ販売され、集中してプロモーションを行った商品は初期の売れ行きとしてはシリーズ過去最高の数字で社内は沸き立っているというお礼を社長さんからいただきました。
予算が少ないと何もできないように思われるかもしれませんが、IT環境の発展によって数年前にはできなかった手法が可能なものが増えています。ちょっと発想を変えて、アイデアで商品やサービスを売ってみてはいかがでしょうか。