信賞必罰(しんしょうひつばつ)

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信賞必罰(しんしょうひつばつ)

信賞必罰(しんしょうひつばつ)

古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。

その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。

今回選んだのは、

信賞必罰(しんしょうひつばつ)

という中国の有名な古書「韓非子」が出典の故事成語です。

「信賞必罰(しんしょうひつばつ)」とは

「信賞必罰(しんしょうひつばつ)」とは、
「功績があれば必ず見合った恩賞を与え、 罪があれば必ず相応の罰を与えること」を意味する言葉です。

では、出典となった「韓非子」の一節を見てみましょう。

公曰く、「戦わざるを得る無きを奈何する」
狐子、対えて曰く「信賞必罰、其れ以て戦するに足りん」

公曰く「刑罰の極みは安くにか至る」
対えて曰く「親貴を辟らず、法を愛する所に行え」
文公曰く「善し」

とあり、現代文に訳すなら、

文公は「どうやって戦わざるを得ないようにさせるのか?」と聞いた。
狐子は「信賞必罰によって戦わせることができます」と答えた。

文公は「刑罰の限度はどこまでだろうか?」と聞いた。
狐子は「ご主君に親しい者、身分の高い者でも避けず、寵愛する者にも行います」と答えて言った。
文公は「わかった」と言った。

といった感じになります。

組織の大小を問わず、組織の統制を取るためには「信賞必罰」は欠くことができませんが、その際、経営者の好き嫌いで賞罰の基準が変わらないようにしなければなりません。

 

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