松尾芭蕉 最後の言葉〜辞世の句

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松尾芭蕉 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、松尾芭蕉の最後の言葉として、松尾芭蕉の辞世の句を紹介してみることにします。

松尾芭蕉の最後

松尾芭蕉は、江戸時代前期に活躍した俳人です。俳諧を完成させ、弟子の曽良と東北・北陸を旅した紀行文「奥の細道(おくのほそ道)」の著者としても有名な松尾芭蕉ですが、1694年11月28日、旅先の大坂で病に倒れ、看護の甲斐なく亡くなりました。

そんな松尾芭蕉の辞世の句と言われているのが以下の句です。

松尾芭蕉 辞世の句

「旅に病んで 夢は枯野を かけめぐる」

この歌を現代文に訳すなら、

夢の中ではまだ枯野をかけ廻っているけれど、病に倒れた私はもう旅に出ることも出来ない。

といったところでしょうか。

死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この松尾芭蕉の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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