核ミサイルから身を守る方法
現在のところ、北朝鮮は弾道ミサイルに搭載できるような核小型化技術は持っていないとされています。
万一、北朝鮮有事が勃発し、日本へ北朝鮮の弾道ミサイルが飛来する場合、通常弾頭もしくはサリンやVXガスなどの化学兵器の弾頭が予測されていますが、物事には絶対はありませんので、今回は、核ミサイルが日本に向けて発射された時の身を守る行動について触れてみましょう。
北朝鮮から弾道ミサイルが発射され、日本に着弾が予想される場合、Jアラートやスマホの緊急速報メールで知ることになります。弾道ミサイルが発射してから着弾までは10分程度と思われますので、情報を知った時点で着弾まで残された時間は数分しかありません。
核ミサイル着弾までの注意点
落ち着くために一度深呼吸をしたら、速やかに避難を開始しましょう。
あなたのいる場所から、近く(2〜3分で避難できる距離)にコンクリート造の頑丈な建物があればその建物内に避難します。地下鉄の駅が近くにあれば地下に避難するのも良いでしょう。建物に避難する場合は、窓ガラスの飛散で怪我をしないように、窓からできるだけ離れておく必要があります。
もし自宅にいる時で、近くに頑丈そうな建物や地下鉄・地下街がなければ、家の中で安全そうな場所を探します。お風呂の浴室内は頑丈で、窓も小さいので退避場所には良さそうです。雨戸がある場合は手早く雨戸を閉め、退避場所で着弾を待ちます。
外にいた場合は、頑丈そうな避難場所を近くで探して避難しますが、避難の途中で閃光を見たら、その方向から見て陰になる場所ですぐに腹ばいに伏せましょう。
核爆発後の注意点
- 核爆発の後には数時間雨(黒い雨)が降ることがあります。雨には大量の核物質が含まれていますので、雨が降っている間は外に出ることは控えましょう。
- 核物質は風に沿って流れていきます。爆心地から見て風下にいる場合は、速やかに風向きに対して垂直に移動することで放射線の影響を最小限に防ぐことができます。
- 核物質は比重が大きい為、1階よりも上層階の方が放射線の影響を受けにくくなりますので、爆発を避けた後はできるだけ上層階に避難しましょう。
北朝鮮からのミサイルに核爆弾が搭載される可能性は低いと思われますが、可能性としてゼロではありません。いざという時に備え、頭の中でシミュレーションしておくと良いでしょう。
北朝鮮からのミサイルの弾頭が神経ガス・生物兵器だったら・・・
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