こんな業者はやめた方がいい-リスティング広告編

集客豆知識

こんな業者はやめた方がいい-リスティング広告編今回はリスティング広告の業者選びについて考えてみましょう。

当社はマーケティング会社ですので、Webマーケティングのコンサルティングを行います。
中には、既存のリスティング広告の代行業者で運用している効果についてコンサルティングを依頼されることもあります。医療の世界でよく言われる「セカンドオピニオン」をリスティング広告運用でも、という訳です。

本題に入る前にリスティング広告の費用についてまず考えておきたいと思います。

リスティング広告の費用は、「Yahoo!やGoogleに支払うリスティング広告費」「リスティング広告の運用代行をする業者に支払う運用代行手数料」の2つになります。ちなみに「リスティング広告の運用代行をする業者に支払う運用代行手数料」ですが、ほとんどの業者で「Yahoo!やGoogleに支払うリスティング広告費」の20%という完全従量制となっています。ここがポイント。

本題に戻りますが、コンサルティングをしてみると、残念な結果が出てくることがほとんどです。

リスティング広告のお問い合わせ率(CVRとも言います)が、ほとんどの業種・商材で1~1.5%ということが多いのです。
リスティング広告運用の善し悪しはキーワード設定をどうするかに掛かってきます。ホームページの内容や集客する商材にピッタリと合っていればいるほど、ホームページにアクセスした訪問者のお問い合わせ率は高まります。

通常、リスティング広告は必要なキーワードを絞り込み、自然検索によるお問い合わせ率より高い数値を目指すはずですが、残念ながらほとんどの代行業者は自然検索と同程度あるいは下回る数値になってしまいます。下回るということは、広告運用効率が標準より悪いということを意味します。

では、なぜリスティング広告のプロであるはずの業者が標準以下の広告運用をするのでしょう?

その答えは業者の収入となる運用代行手数料がリスティング広告費の額と比例するところにあります。
お問い合わせが取れるキーワード設定をするのではなく、クライアントの広告費をギリギリまで使い切るキーワード設定をしてしまっているのです。運用代行業者の全てがそうではありませんが、当社が「セカンドオピニオン」を行ったケースのほとんどで50%前後のリスティング広告の無駄使いが判明しています。

だからといって、自社での運用をおススメできないのがリスティング広告です。
まずは、お問い合わせ率(CVR)が1.5%を下回っている場合は、業者にキーワード設定を精査するよう指示するか、業者を変えることをご検討いただいた方が良いかと思います。