海翁好鴎(かいおうこうおう)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
海翁好鴎(かいおうこうおう)
ということわざです。
「海翁好鴎(かいおうこうおう)」とは
「海翁好鴎(かいおうこうおう)」とは、
捕まえようとする気持ちを察すると鳥は近寄ってこないことから「野心を人に知られては目的を達成しにくくなる」という意味で使われます。
自分自身の目標や夢を叶えようとする時、やる前から周囲の人に触れ回る人がいます。周囲に協力を仰ぐことであればまだ良いのですが、そうでない場合は、あまりお勧めできません。
他人から邪魔が入るケースは少ないかもしれませんが、形にもなっていない目標や夢に対しては何の求心力も生まれず周囲の協力もありません。
私自身の経験からも、周囲に触れて回ったにもかかわらずうまくいかなかったという「やるやる詐欺」になっていることも多く、目標や夢を本気で叶えるのであれば、自分の心の中だけに留めておく方が成功率も高いと思います。
自分自身の夢とか目標は、自分の中で静かに闘志を燃やすものなのかもしれません。