菅野完氏が性的暴行で敗訴
2012年7月 菅野完氏の市民活動に共感した女性に対し、女性宅でベッドの上に押さえ込み、キスをしようとしたり、性的欲望を伝えてくるなどの性的暴行を働いたとして、損害賠償を求める訴えの判決が2017年8月8日、東京地裁でありました。
この裁判は、2015年12月に被害女性が菅野完氏に対して、性的暴行による損害賠償 200万円の支払いを求めたものですが、東京地裁は、被害女性の訴えを認め、菅野完氏に110万円の支払いを命じる判決を下しました。
菅野完氏は、事件後、自らが行なった性的暴行について、被害女性に謝罪文を書いていましたが、裁判では一転して「性的暴行と評価されるようなものではない」と反論し、週刊誌などに「性的暴行事件」が掲載され、社会的な制裁を受けているとして、被害者の「損害額は、5万円を超えることはない」と慰謝料の減額を求めていました。
しかし、今回の裁判で東京地裁の天川博義裁判官は「女性の陳述書に不自然な点はなく、菅野完氏側は何ら反証をしていない」と指摘し、減額の主張も「証拠がない」と退けました。
菅野完氏といえば、森友学園問題で詐欺罪で逮捕された籠池夫妻の代理人のように振舞っていた著述家ですが、マスコミの前で弱者の代理人のように振る舞いながら、一方で、自らの市民活動に共感する女性に対して性的暴行を加えていたことになります。
菅野完氏は、一連の森友学園問題ではジャーナリストとして活動しており、マスコミは彼の一挙手一投足の注目していたわけですが、菅野完氏は、人のことを追求して人前に出て得意顔で発言を行う前に、自らの過去の行動を反省して、裁判を和解に終わらせる努力をまずはすべきだったのではないでしょうか。
そして、罪を犯した籠池夫妻、菅野完氏をまるで「正義の代弁者」のように扱い、政権批判を展開したマスコミは大いに反省すべきなのですが、こういった人たちが正しく見える現状では、マスコミに「事実にたどり着いて報道する」ことを期待するのは難しいかもしれません。