楠木正行 最後の言葉〜辞世の句

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楠木正行 最後の言葉〜辞世の句「辞世の句」とは、人が死の間際に詠む漢詩・和歌・俳句などのことです。自分の人生を振り返り、この世に最後に残す言葉として、様々な教訓を私たちに与えてくれるといって良いでしょう。

古来より数えきれない辞世の句が残されてきましたが、今回は、楠木正行の最後の言葉として楠木正行の辞世の句を紹介してみることにします。

楠木正行の最後

楠木正行は楠木正成の嫡男で南北朝時代に活躍した南朝方の武将で、足利尊氏軍と戦いますが、四條畷の戦い(大阪府四條畷市)で足利軍に敗れ、1348年2月4日(貞和4年1月5日)に弟の楠木正時と刺し違えて自決しました。享年については諸説あり23〜30歳前後だったようです。

そんな楠木正行の辞世の句と言われているのが以下の句です。

楠木正行 辞世の句

「かへらじと かねて思へば 梓弓 なき数にいる 名をぞとどむる」

現代文に訳すなら「二度と生きて帰るまいと決意しているから、ここにその死ぬ決意の者の名を永久に残そうと書きとどめる。」といったところでしょうか。

楠木正行が死を前にした時、彼の頭の中を去来したのはなんだったのでしょう。この楠木正行の最後の言葉である辞世の句は、皆さんの心にどう響きましたか?

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