私のクライアント様でSEO対策のみで集患している歯科医院(保険外診療中心の審美歯科)があります。
先日、SEO対策を始めてから丸2年経過したので、参考までに「一つのホームページのSEO対策で何人くらいの集患が可能なのか」についてまとめてみたいと思います。
ちなみに、SEO対策とは、ホームページの内部を検索エンジン(GoogleやYahoo!などの検索システムのこと)にわかりやすいように書き換えてあげることで検索順位を上げてホームページのアクセスを増やす手法のことで、アクセスが増えることでの集客効果が見込まれます。
保険外診療の歯科集客と聞くと、客単価も高い為、広告を使わないと集客できないと考えがちですが、小規模な歯科であれば、SEO対策のみでも集患することが可能です。
ホームページからの問い合わせ数
SEO対策からの期間 | 問い合わせ数 |
1〜3ヶ月 | 0件 |
4〜6ヶ月 | 7件(月2.3件) |
7〜9ヶ月 | 7件(月2.3件) |
10ヶ月〜1年 | 6件(月2.0件) |
1年1〜3ヶ月 | 16件(月5.3件) |
1年4〜6ヶ月 | 10件(月3.3件) |
1年7〜9ヶ月 | 20件(月6.7件) |
1年10ヶ月〜2年 | 16件(月5.3件) |
表を見てわかる通り、最初の3ヶ月こそ1件もホームページから問い合わせがありませんでしたが、その後は安定してお問い合わせがきているのがわかります。
SEO集客の特徴としては、対策後すぐに効果は現れず、時間とともに効果が高まり1年を過ぎた頃から安定して集客ができるようになります。SEO対策を行って最初の頃は辛抱が必要な時期がありますが、SEO対策はリスティング広告に代表されるインターネット広告よりも費用面で格段に安い為、うまくいけば費用対効果が非常に高い集客・集患が可能となります。
ちなみに今回ご紹介した歯科医院では、2件のお問い合わせに対して概ね1人の比率で来院していますので、4ヶ月目〜1年の間は月1人の集客、2年目に入って以降は月3人前後の集客ができていました。
さらに、ほとんどの方が審美治療を希望されている関係で客単価は非常に高く、2年目はホームページのお問い合わせ経由の売り上げだけで軽く1000万円以上になったと思われます。
このようにSEOによる集患は、大規模な歯科医院には不向きですが、個人経営で小規模なクリニックであれば十分勝負になります。
歯科医院といえば、過当競争の代表格になっていますが、やりようによっては費用対効果の高い集患が可能と言えるでしょう。