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快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)
古来より、人は自らの教訓を言葉で残し、古人の知恵や経験を「故事成語・ことわざ」として現代に伝えてきました。
その中から、時を超えて、人生に様々な示唆を与えてくれる「故事成語・ことわざ」を独断と偏見で選んでみました。きっとビジネスだけでなく、人生においても参考になるでしょう。
今回選んだのは、
「快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)」
ということわざです。
「快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)」とは
「快刀乱麻を断つ(かいとうらんまをたつ)」とは、
もつれた麻を鋭利な刀で断ち切る意味から「紛糾した問題を鮮やかに処理して解決すること」を指します。
複雑にもつれた問題は、少しずつ丁寧に解決しようとすると、かえって紛糾してしまうことがよくあります。
そういった場合、論理的に解決するのではなく、多少独断で乱暴そうに見えても、物事をシンプルに捉えてトップダウンで処理する方が「傷」が少ないものです。
経営者は、社内で問題が紛糾しているのを知った場合、解決を社員に委ねるだけでなく、時には自らがトップダウンで決めることも、リーダーシップの一つと言えるでしょう。