ストックビジネスとは
ストックビジネスとは、会員を確保することで継続的な利益を得るビジネスのことです。継続的に売上が計上されるため、将来的な売上が予測しやすいというメリットがあります。
ストックビジネスでは、会員を獲得するまでは収益が上がらず費用が掛かりますが、一定の会員を獲得することができれば安定したビジネスだと言えます。ストックビジネスは、一旦、契約を維持する段階に入れば、業務的なパワーは少なく、安定した利益を得ることができます。
ストックビジネスの代表例としては、電力会社やガス会社などのインフラ企業、介護事業などが挙げられます。
ブログやウェブサイトの運営や、ユーチューバーなどの動画投稿により収益をあげることも、コンテンツの蓄積が利益を生むため、ストックビジネスの一つと言えるでしょう。
一方、ストックビジネスと対照的なものに「フロービジネス」があります。
フロービジネスは、小売り業や飲食業のようなビジネスで、売上を上げるために継続的に顧客を獲得しなければいけません。最初は、すぐに取引が発生するため早い段階で売り上げを実感することができますが、収入が安定しにくいという面もあります。ストックビジネスとの違いは、継続的に顧客との関係性が続くわけではなく取引が終了すると、一旦顧客との関係性が終わってしまうということです。
フロービジネスは、景気などにも影響を受けやすいため、経営的に不安定な部分があります。しかし、ストックビジネスとは違い、販売活動に全力を注ぐことで一気に急成長する会社になる可能性もあります。
ストックビジネスだと、コツコツ会員を増やすことが利益につながりますが、フロービジネスは一気に利益につながる可能性もあり、この点はフロービジネスのメリットと言えるでしょう。
ストックビジネス・フロービジネスのどちらのビジネスにもメリットとデメリットがあり、どちらが良いとは一概には言えません。2つのビジネスを融合させることもできますが、まずはしっかりと調べて検討することが大切だと言えます。