会社を経営していると色々と営業メールが来ます。その中でも多いのが、アイミツのように大規模な見積もりサイトを持っているビジネスマッチングサイト運営会社からの営業メールです。
例えば、株式会社ユニラボさんが運営するビジネスマッチングサイト「アイミツ」からは、ほぼ毎月のように勧誘メールをいただいていますが、集客を他社に依存する気が起きないのもあって、毎回放置している状況です。
こういったマッチングビジネスでは、基本的に多くの企業情報を見積もりマッチングサイト内に登録し、ある程度の規模になったところで、発生してきた案件を登録企業に紹介し、紹介手数料をもらうビジネスモデルになっています。
実は、前述のアイミツさんを始めとして、当社の情報は(勝手に)登録されていて、見た目の登録件数のかさ上げに寄与している状態ですので、個人的にあまり快く思っていないのもありますが、経験上、マッチングビジネスを大々的に行うのには限界があるのではと感じています。
マッチングビジネスを上手くやるならば、仕事を発注する側の会社のことも、仕事を受注する側の会社のことも、よく理解していないといけません。例えば、単にホームページ制作といっても、得意な分野は会社によりかなり違います。そういった違いをヒアリングシート程度で、大仕掛けでマッチングしようとすると、当然、発注者・受注者ともお互いに満足するような取引ができません。
もちろん、こういったビジネスマッチングサイトを活用して、売り上げを上げている会社もあるとは思いますが、ある分野に特化してニッチなサービスを提供している会社であればあるほど、発注者・受注者のニーズから乖離してしまう気がします。
ビジネスマッチングサイト運営会社からの勧誘メールを見ていると、圧倒的に業務を受注する側の登録企業が少ないマッチングミスが起きているようですが、身近で登録した会社も早々に登録解除している様子を見ると、前述した当社の見立てもあながち間違いではないように思います。