SNS上で個人の日常を綴っていたのは昔のことかもしれません。
感動する話、笑える話だけでなく、政治的な信条だったり、健康に悪影響を与える物質だったり、大企業や国家の陰謀説だったり、と様々な情報がSNS上を飛び交うようになってきました。
最近気になるのは「もっともらしい内容に見えるデマ」。
一見、もっともらしく筋が通って見えるので、いいね!やシェアで内容を拡散しがちですが、何週間か経つと、あの話はウソだったというニュースが流れることは一度や二度ではありません。
代表的な SNS である Facebook やツイッターでは、元を辿ると個人ブログがニュースソースの場合もあり、その意味では「トイレの落書き」と言われる 2ちゃんねるに近い存在になってきているのかもしれません。
特に個人名が表記される Facebook では偽情報やデマを信じて、いいね!やシェアをしてしまうことで、自分もその情報拡散の片棒を担ぐだけでなく、自分の “友達” に誤った情報提供をすることになってしまいます。
その結果、自分の周囲から特定の思想信条を持っているように見られたりして、知り合いから距離を置かれたり、敵対する書き込みがなされたりするケースもあります。
そうならない為にも、
- ニュースソースをしっかり確認する
- ソースがわからない投稿はいいね!やシェアしない
- 自分が人前で話さない内容は書き込まない
ことを心掛けることをおすすめします。
ちなみに匿名で行うツイッターなどの SNS でも、調べる気になれば過去の投稿内容などから個人名が特定されることも多いので、匿名だから安心と思わず、実名で投稿していると思った方がいいでしょう。
SNS を利用することは、大勢の人の前で話しているのと同じだという感覚を持ち、自分の常識が試されているということかもしれません。